未来のための公共

「今の政治、このままでいいの?」と思う方、一緒に声をあげましょう。世の中に不満がある人はここで自由にコメントして構いません。

最低賃金1500円を目指して

社会への庶民の切なる声を発信しているのは「未来のための公共」だけではありません。

労働者の最低賃金の向上を求めて運動している若者のグループ「エキタス(AEQUITAS)」が4月15日、東京・新宿でデモをしました。主催者の集計では参加者数は約1500人。

「エキタス」は2015年秋から活動し、20代の若者が多く参加しており、小気味よいビートに訴えを乗せ、最低賃金の引き上げをはじめ、経済格差の解消や長時間労働の是正も求めています。

目指す最低賃金「1500円」。現在、都道府県ごとに定められている最低賃金は、最も高い東京都でも時給932円で、最も低い宮崎県と沖縄県は714円。仮に時給1500円で週40時間働くと、4週間で24万円になり、『健康で文化的な最低限度の生活』に近づくとしています。

若者たちの最低賃金いますぐ上げろ」「税金つかって貧困なくせ」「地域格差やめろ」「富の再分配を」との訴えは各地に広がっています。

「今すぐ廃案」「自由を守れ」

共謀罪」法案が衆院で審議入りしたことを受け、「未来のための公共」のメンバーらが4月7日夜、東京都千代田区の国会前で法案に反対する集会を開きました。この日の参加者数は約400人(主催者発表)。


参加者は「今すぐ廃案」「自由を守れ」などとシュプレヒコールを上げました。


ある大学生は「『共謀罪』法案が審議入りしました。与党はきっと強行採決するつもりです。おとなしく法案を通させるわけにはいきません。止めたいと思っています。声をあげていきましょう」と語り、「安全保障関連法に反対する学者の会」の西谷修氏(立教大学教授)は「安倍さんは『共謀罪』で、この国をめちゃくちゃにしようとしている。それは日本全国で、国民がもの言わない社会にしようというものです。なんとしても止めよう」と熱弁。埼玉県川越市から参加した男性は「私は公務員です。共謀罪はもちろん、教育勅語の教材使用容認や、中学武道への銃剣道の追加など、戦前に戻りそうな教育の動きに危機感がある。国民に奉仕する一人の公務員として、安倍政権に反対する」と自分の声を聴衆に届けた。他にも、民進党江崎孝日本共産党の岩渕友、社民党福島瑞穂の各参院議員がスピーチしました。

共謀罪、森友学園問題を見過ごして良いのか?

森友学園問題が激燃しているなか、「未来のための公共」はデモを毎週繰り返しています。「民主主義を揺るがす法と危機感が持たれる共謀罪森友学園をめぐる政治腐敗、このまま見過ごして良いのでしょうか。ぜひ国会前に集まり声をあげましょう」と主張も熱い。次回のデモは、3月31日に国会前で実行予定。

また、大阪で実施される「安倍政権に反対するデモ」ともSNS上で連携するなど、各地での様々な活動との協力を深めており、勢いは拡大しています。

SEALDsの復刻版ではなく、広い受け皿を目指す

3月21日、「未来のための公共」のメンバー9人が参議院議員会館で記者会見し、設立趣旨などを説明しました。

会見では大学1年の福井周さん(19)が「今の政治に疑問を抱いている人たちの広い受け皿を目指している。私たちの未来を決定する政治の中に、私たちから立ち上がる公共があっていいのではないか」とあいさつ。「SEALDs(シールズ)とは別のところから出てきたチーム。シールズの復刻版ではなく、世代や職種を超えたつながり」と強調しました。

「ママの会@神奈川」のメンバーでもある主婦、石井あさみさん(48)は「きょう共謀罪閣議決定された。十分な議論がされない政治プロセスに疑問と怒り、恐怖を感じる。私たち一人一人が暮らしの中で見つけた問題について、自分なりに意見や知識を持って気軽に話せる場ができたらいいなと思っている」と話しました。

今後は毎週金曜日夜に国会前集会を続けつつ、ツイッターフェイスブックを通じて情報を発信。野党共闘の推進や「未来のための公共」独自の候補者を立てて選挙に出ることは考えていないと語りました。

「政府は嘘をつく」&「わたしの自由」

市民のための社会をつくることを目指し、国や大企業を動かそうと、日々声をあげている人たちに、おすすめ映画を2本紹介。

 

すべての政府は嘘をつく

優れた手腕で真実を追及する独立系ジャーナリストたちに焦点を当てたドキュメンタリー。1940~80年代に活躍し、「すべての政府は嘘をつく」という信念のもと、地道な調査でベトナム戦争をめぐる嘘などを暴いた米国人ジャーナリストのI・F・ストーン。大手メディアが会社の利益のために権力の欺瞞を追及しなくなってしまった現代において、I・F・ストーンの理念を受け継ぎ活動するフリージャーナリストたちの活動は、理不尽な国や社会に苦しむ人々の心強い味方となります。

 

わたしの自由について SEALDs 2015

2015年夏に国会前を群衆で埋め尽くして大きな話題となった学生団体「SEALDs(シールズ)」に密着したドキュメンタリー。手探りでスタートした15年春のSEALDs活動開始から、安保法案可決の9月までの半年間を追いかけています。毎週金曜日に国会議事堂前で抗議活動を始めて、日本全土へと広がりを見せた活動。どんな批判があろうとも、彼らの活動は真剣でした。21世紀の日本の市民活動の源流ともいうべき運動を、その場にいた人もいなかった人も追想してみませんか。

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