「政府は嘘をつく」&「わたしの自由」
市民のための社会をつくることを目指し、国や大企業を動かそうと、日々声をあげている人たちに、おすすめ映画を2本紹介。
『すべての政府は嘘をつく』
優れた手腕で真実を追及する独立系ジャーナリストたちに焦点を当てたドキュメンタリー。1940~80年代に活躍し、「すべての政府は嘘をつく」という信念のもと、地道な調査でベトナム戦争をめぐる嘘などを暴いた米国人ジャーナリストのI・F・ストーン。大手メディアが会社の利益のために権力の欺瞞を追及しなくなってしまった現代において、I・F・ストーンの理念を受け継ぎ活動するフリージャーナリストたちの活動は、理不尽な国や社会に苦しむ人々の心強い味方となります。
『わたしの自由について SEALDs 2015』
2015年夏に国会前を群衆で埋め尽くして大きな話題となった学生団体「SEALDs(シールズ)」に密着したドキュメンタリー。手探りでスタートした15年春のSEALDs活動開始から、安保法案可決の9月までの半年間を追いかけています。毎週金曜日に国会議事堂前で抗議活動を始めて、日本全土へと広がりを見せた活動。どんな批判があろうとも、彼らの活動は真剣でした。21世紀の日本の市民活動の源流ともいうべき運動を、その場にいた人もいなかった人も追想してみませんか。